SMプレイをする理由は感情的な満足を得られたり、元気になったりするからです。
この感情は先の見えない時こそ高まります。
テーマパークが不況知らずなのも同じ理由かもしれません。
大きな企業の不振のニュースを聞くことが多いです。大量生産大量消費のビジネスモデルが少子高齢化などで難しくなってきたのも理由の一つです。
もう一つ見逃せないのは、お客さんのニーズが多様化してしまった事です。
こだわりの商品が大きなスーパーでは見当たらない事があります。「多少金額は高くても良い商品を買いたい」というお客さんは宅配などにシフトしてしまうでしょう。
お店に行く理由は結構単純なもので欲しいサービスが受けられるからです。
SMクラブでM男性はなぜ大切なお金を支払うかというと
など人によって様々な「御用」が「達成」されるからだと考えています。あるいは、問題が解消されると言い換えることもできます。
M男性は全てのプレイが得意なわけではありません。もちろんベテランの女王様にもあります。プレイを大きく分けると
などになります。M男性の多くは女王様のプロフィールをある程度見てから指名するので、ミスマッチが有るとするとプレイを含めた相性に集約されます。
ここで問題になるのは、フェチ系が好きなのに、打撃系が得意な女王様に入ってしまった場合などです。
M男性の希望が足のニオイを嗅ぐ事だったのに、プレイ時間のほとんどを打撃系になってしまった場合には、欲求が満たされる事はありません。
M男性の希望を知る手がかりが「カルテやカウンセリングシート」と呼ばれている自分の趣向を申告する機会です。
人気女王様は恐らく、カウンセリングシートをすみずみまでチェックして、プレイに反映してくれるのではないでしょうか。
その意味でお金の授受が伴わない、プライベート調教と大きく異なる以下が大切になってきます。
「せっかく指名したのに女王様の希望ばかりでがっかりした」「なんだか嫌そうにプレイしていた」と思われてしまってはリピーターには繋がりません。
そこがサービスとしてSMを行う上で難しい所ではないでしょうか。
リピーターを考える際に役立つのがお客さんの分類です。一般的に言われているものをSMに当てはめてみます。
潜在客
見込み客
新規客
リピーター
常連客
となるでしょうか。女王様の前に登場するのは新規客以降です。それではもう少し詳しく解説してみます。
潜在客はSMの名前自体知らない、サドマゾの世界を知らない方です。しかしある程度の年齢になるとSMの情報に自然と触れるようになります。
見込み客はSMの事を知ってから、具体的な行動を取った人の事と言えそうです。昔ならSM雑誌を購入してみたり、SMビデオを購入したり。
今ならネットで見たり動画をダウンロードしてみたり、SMクラブのサイトを訪問したりする人の事と言えそうです。
新規客はSMクラブのホームページや女王様公式サイトなどで興味を持った方が初めてお店の門をたたく事からスタートします。
最初は勇気がいるので、見込み客から新規客のハードルはかなり高いはずです。
一般企業では無料サンプルを該当で配ったり、お試し期間を設けたりして、新規顧客の取り込みを行っている時期と考えていただけると分かり易いでしょう。
リピーターは一般的にはあるサービスや商品を、2回以上利用している事を言います。
女王様にとっては、何度か入ってくれるM男性。お店にとっては、何度か通ってくれているM男性となります。
関連ページ:お気に入りの女王様はリピートしますか(アンケート)
常連客は定期的に何度も欠かさずにお店に来てくれるM男性や、毎月必ず女王様に入るM男性です。
近くにSMクラブなどが無い場合は回数より長時間のプレイを選ぶ事も多いのではないでしょうか。
リピーターと常連客は似ているようで若干異なります。お店や女王様への信頼が常連客の方が高めです。
この状態になるとお客さんが他のM男性に「あのお店は良い」と宣伝してくれるかもしれません。
少しビジネスライクになってしまいました。
競争が激しい現代だからこそ、M男性はSMプレイをしている間は勝ち負けやお金の事を忘れたいものなのです。
好きなことが仕事に出来るのは理想ありますが、現実は好きを仕事に出来ている人は圧倒的に少ないです。
M男性は女王様の匂いが好きなM男性は多いようですが、お金の匂いは敏感です。
もちろんSMクラブに来るM男性は、ある程度お金目的で有ることは理解しているはず。女王様に指名料などが入るのを嬉しく思うくらいですから。
少しだけ気になるのは、女王様がどの位SMを好きでプレイをしているかです。好きとお金の割合は女王様によって1:9とか9:1とか異なるもの。
ですが、お金が10割とかになってしまうと、M男性は敏感にお金の匂いを嗅ぎ取ってしまうのです。これは普通の商売でもあてはまります。
一般のスーパーなどでも、一生懸命働いているスタッフが居ると応援したくなるものです。
こうして考えてみると、長い間人気がある女王様は、好きの割合が高いか、お金の匂いを感じさせない何かを持っている気がします。